Superdryは、品質が高く、アメリカのビンテージ生地に日本風の文字をあしらったブリティッシュなデザインの商品を販売するコンテンポラリーブランドです。グローバルに活躍するデジタルブランドとして、59ヶ国に695店舗を展開しており、世界中でビジネスが成長し存在感を増しています。また、オンラインショップSuperdry.comでは、21のウェブサイトで、世界100ヶ国以上に商品を販売しています。今回はセントラルマーチャンダイジング部門部門長のScott Robertson氏に、イギリスをリードするファッション小売りSuperdryが、競争の激化するファッション業界でトップを走り続けるために、PLMで戦略を推進する理由を教えていただきます。
4つの戦略
当社は“すべてのワードローブにSuperdryを”というミッションを掲げ、ブランド・消費者・商品・組織力を徹底的に理解するために、柱となる4つの戦略を推進しています。戦略的に成長するためには、革新的なシステムが必要です。当社はCentric Softwareをパートナーに選び、その4つの戦略を実現するための基盤として、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションを活用することにしました。
Centric PLMが当社の4つの戦略をどのようにサポートしているのかご紹介します。
戦略その1:グローバルデジタルブランド – ITを活用してSuperdryを世界的ブランドに
この戦略のキーポイントは、すべての業務にITを活用することです。当社のデジタルトランスフォーメーションはCentric PLMからスタートしました。PLMですべての情報を一ヶ所に集約して、誰もがアクセスできるようになったことで、商品開発部門でExcelやメールを使った従来のやり取りをなくすことができました。さらに、無駄なコストが発生してしまうミスも防げるようになりました。
戦略その2:イノベーションを追い求める – デザインプロセスで品質とイノベーションにこだわる
デザインプロセスで大きく変わったのは、四半期に一度のレビューです。PLMを導入する前は、デザイナーが1週間かけてデータを印刷しストーリーボードを準備していましたが、今ではCentric PLMを使えば1クリックで準備完了です。これだけでも、多くの時間を削減でき、革新的なデザインを生み出す作業に集中して取り組むことができるようになりました。
戦略その3:オペレーショナルエクセレンス – 業務を効率化し、世界的な成長と営業利益の向上を実現
Centric PLMを導入して社内プロセスを確立したことで、ビジネスが大きく変わりました。そして3Dデザインやカスタマイズなど、新しいイノベーションを採用する足掛かりとなりました。PLMを活用することで、商品構成の最適化やプランニング、需要予測などを強化することができたのです。サプライチェーンをシステム化することで、成長と進化のために必要な”状況の見える化”を実現できました。
戦略その4:世界のマーケットをターゲットに – アジャイルなマルチチャネルアプローチで成長を最適化
Centric PLMを導入したことで、卸売りと小売りのラインを統合して1つにまとめることができました。それによってデザインのオプション数を33%も削減できたのです。2018年には、33ヶ国でフランチャイズ店舗が75店舗増えたことで、卸売りの売上を約30%アップすることができました。2つのラインの統合で、品揃えがシンプルになり、スケジュール通りに納品できる割合も70%から89%にアップしました。さらにオンライン販売も拡大し、マルチチャネルのビジネスをさらに強化することができました。
変化の激しいマーケットで勝ち抜くためには、わかりやすいミッションを掲げて、堅実な戦略を立て、適切なパートナーを選ぶことが重要です。
SuperdryでのCentric導入の詳細にご興味がある方は、こちらをご覧ください。