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17 1月, 2019     この記事は 7 分で読めます

Farm to Fashion :DGグループがCentric SMBを活用して業務を効率化し、サスティナブルなビジネスを実現

革新的なテクノロジーを活用することで、地球環境の保護に対応しながら、売上をアップすることもできます!今回はDZグループが、Centric SMBを活用して業務を最適化し、サスティナブルなビジネスを実現した事例をご紹介します。

 

サスティナブルで環境への影響が少ない商品のニーズが高まる中で、アパレル企業ではサスティナブルで透明性の高いビジネスを実現することが、環境問題への対応だけでなく、売上に直結するようになりつつあります。

先進的な製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションを活用してデジタルトランスフォーメーションを実現し、商品開発のすべてのステップを見える化することで、コンプライアンスに対応するための要件を管理して、サプライヤとのコミュニケーションを改善し、リードタイムを短縮することができます。

プライベートブランドのアパレルメーカーDZグループは、サブスクリプション形式で利用できるCentric Softwareの中堅中小企業向けPLM、Centric SMBを導入して、サスティナブルなビジネスを実現するためのIT基盤を構築しました。そこでDZグループのテクニカルデザイナーVanessa Muillins氏に、原材料(農場)から完成品(ファッション)までのプロセスで、Centric PLMがどのようにサステナビリティの実現をサポートしているのかを伺いました。

DZ Group - Centric PLM

DZグループのルーツFarm to Fashion

プライベートブランドのニット製品メーカーとして40年の歴史を持つDZグループは、“Farm to Fashion(農場からファッションまで)”というコンセプトを掲げ、ファッション業界でのサステナビリティの実現をリードする存在です。創業者でCEOのEd Duffy氏が1977年に中国で起業し、その6年後には世界最高品質のカシミア製品の生産と輸出する企業となりました。

当初からDZグループは、原材料の調達から糸の紡績、商品の生産まで、カシミア製品生産のライフサイクル全体を管理してきました。すべてのプロセスを自社で行うことで、確実に最高品質の素材を入手しており、地球環境に配慮した環境下で飼育された山羊を調達し、見た目も着心地もラグジュアリーなカシミアを生産しています。

デザインから調達、生産まで一連のサービスを提供するDZグループは、Helmut Lang・Banana Republic・Paul Smithなど世界的な有名ブランドの商品の生産に携わっていますが、創業者兼CEOのEd Duffy氏は「すべては業務の遂行にかかっていて、納期に合わせて納品できなければ、ビジネスを失うことになる」と話します。

 

イノベーションとサステナビリティの関係

DZグループは、業界最高レベルの社会的・倫理的・技術的標準を満たすことにコミットしており、専門分野の一つとして研究開発(R&D)にも力を入れています。研究開発は、社内の一部門にとどまらず、ワークフローにも組み込まれおり、生産するすべての商品にその力が注がれています。

また常にイノベーションを追い求め、サスティナブルな生産技術でトップを走る存在として、現在マーケットには存在しない全く新しいサスティナブルな糸を生み出すための、編み方や織り方など新しい手法を生み出しています。その革新的なアプローチによって、DZグループは、サスティナブルでハイエンドな生産で業界をリードしています。

さらに、サステナビリティに注力することをコミットしているDZグループは、モンゴルのウランバートルにサスティナブルなカシミア生産に特化した拠点を開設しました。そして高いスキルを持ったスタッフが、各地の工場を訪問して、品質や規制への準拠、コンプライアンスへの対応状況を確認しています。また世界で認知された社会的・技術的なコンプライアンス基準を満たし、SedexやOEKO TEX、SA8000に加入して、WRAP認定を受けた工場と取引きを行っています。

 DZ Group - Centric PLM

DZグループのサスティナブルな業務をサポートするCentric SMB

DZグループが抱える課題のひとつは、情報をまとめて管理し、世界各地のタイムゾーンで働くスタッフの稼働状況を把握することでした。そこでCentric SMBを導入して情報を集約して管理することで、コミュニケーションを改善して、顧客への返答にかかる時間やリードタイムを削減し、サプライチェーン全体を見える化することが可能になりました。

今では、Centric SMBを使って調達部門全体がサプライヤと連携することができるので、高い品質を担保することができます。そして、ベンダーとのやり取りや提案書、見積りを効率的に管理して、サステナビリティを実現するためのコンプライアンスや社内の基準を遵守できているかをチェックし、品質に関する基準を設けてサプライヤの業績を評価することが可能です。

消費者がよりサスティナブルな商品を選ぶ傾向が高まる中で、Centric SMBはDZグループのサスティナブルなビジネスの実現をサポートしています。PLMを使えば、コミュニケーションを改善し、ミスをなくして、業務を効率化することで、生産で消費するエネルギーを削減することができます。生産全体をデータで記録し見える化することで、DZグループは顧客に精度と透明度の高い情報を提供し、サスティナブルでプレミアムな商品を生産し続けることが可能になりました。


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