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655 Campbell Technology Parkway,
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Campbell, CA 95008 USA
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Fax: 1 408 377 3002
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コンテンポラリーなファッション企業Chaserが、業務を効率化し、データへのアクセスをコントロールするために、古いシステムをCentric PLMに入れ替え
「 (Centricは)ソフトウェアもすばらしく、人はもっとすばらしい。当社にとっては、それが本当に重要なことです 」 — Hadi Salem氏, 創業者 at Chaser Brand
「1つのアイテムに紐づくスプレッドシートが大量にあり、メールで送ろうとすると、ファイルが至る所にあるので、コントロールできない状態でした」
Chaserの創業者でありIT責任者も兼任するHadi Salem氏は、データを整理すべき状況にあると考えていました。PLMを導入する前、Chaserでは商品開発のデータ管理にスプレッドシートを利用していました。Salem氏は社員に「PLMを使えば、情報の管理や複製が簡単にできるようになり、説明責任を果たすことができる」と説明していました。残念ながら、当初導入したPLMは、Chaserが求める機能を備えていませんでしたが、Centric PLM®を導入してからは、利用を継続しています。Centric PLMの導入によって、コミュニケーションを改善して、リモートワークも可能になり、商品データを集約して一元管理し、スタッフ全員が必要な情報を参照できるようになりました。Chaserはどうやってこれを実現したのでしょうか?
カリフォルニアに拠点を置くChaserは、1998年に創業しました。ロックンロールに触発されたChaserは、レディース、メンズ、キッズ向けにコンテンポラリーなファッションアイテムを提供しており、自社について「ロサンゼルスでデザインを手がけ、過去のアイコン的存在からインスピレーションを受けながら、前衛的なコレクションを発表しています。そしてフィット感、素材、手触り、構造のすべてにおいて、最高級の商品を生み出しています。ドレスアップする時も、カジュアルに着こなす時も、Chaserはクールであり続けます」と表現しています。全体の80%は卸売で、商品はアメリカ全土のセレクトショップで販売されており、ヨーロッパにも進出しています。またChaserは、saltwater LUXEとSandrine Roseという2つのブランドの親会社でもあり、それぞれのウェブサイトで消費者に直販し、一部の国には国際配送も行っています。
業務に大量のスプレッドシートを使用していたChaserでは、そのファイルを誰でも変更でき、複数のバージョンが混在する状態となり、PLMが必要な状況になりました。「Chaserブランドだけでも、1シーズンに500種類の商品があります。そして1つの商品のスプレッドシートを工場にメールで送る際には、7人をCcに入れます。ファイルに修正が発生すると、その数は急激に増えていくのです。Excelを使っていると、どこに何の情報があるのか把握できません。何百、何千ものスプレッドシートがあり、各自のローカルドライブや、サーバ、クラウドなど様々な場所に点在し、どこにあるのかもわかりません。Centric PLMを使えば、すべての情報を1ヶ所に集約できます。Excelでは間違いが発生した場合も、誰の責任なのかもわからないのです」とSalem氏は語ります。
そこでChaserは、PLMを導入することにしました。Salem氏は「データがどこにあるのか把握することが、非常に重要です」と話します。しかし、当初導入したPLMでは、社内ユーザのアクセス権のカスタマイズに問題が発生しました。3つのブランドを展開するChaserでは、デザインの整合性を保ちつつ、情報によってベンダーからのアクセスを制限したいと考えていましたが、うまくいきませんでした。クラウドベースでモバイルでも使える最新のCentric PLMを導入することで、Chaserが抱えていた問題を解決でき、何よりも情報を一元管理することが可能になりました。
Excelを削減したことの効果について、Salem氏はこう話します。「今では商品開発の管理にExcelを使うことはなくなりました。問題は何千ものスプレッドシートがあったことではなく、1つの商品に7~8種類のバージョンが混在していたことでした。工場に間違った情報を連携してしまうことや、工場から間違った情報が届いてしまうことをなくしたいと考えていました。工場が参照しているスプレッドシートは、当社にあるものと同じファイル名でも、その中にある寸法のデータが異なっている可能性がありました。」
Centric PLMは、Chaserの3つのブランドで導入されています。Salem氏は「システムの導入で一番難しいのは、社内で使ってもらうこと、つまり実際にそのシステムにアクセスして、活用してもらうことです。そして、使えば使うほど効果がでます。山登りのようなもので、最初は難しいのですが、やり方を学び、根気よく続けてきました」と話します。
「導入から1年経った現在では、かなり快適になりました。みんな慣れてきており、もはやスプレッドシートには戻れないと感じます。今から2〜3年後には、もっと上手く使いこなせるようになるはずです。車の運転のように、やればやるほどうまくなります。まだ、レーシングカーを運転できるレベルとは言えませんが、市街地を走れるくらいにはなりました。常に改善を続けることが、使いこなすためのコツですね」
Salem氏はソフトウェアに関する自身の哲学をこう語ります。「ソフトウェアが持っている能力をフルに活用できることは、まずありません。マイクロソフトExcelのユーザのうち40%くらいは、足し算と引き算しか使ってないのではないでしょうか。テクノロジーがこれだけ発達しても、どこまで使いこなせるかは、ソフトウェアを提供する人や使う人にかかっています」
Salem氏は「PLMの導入は、私が社内で無理やり進めたようなものですが、今ではその成果が表れています。デザインをすばやく複製し、調整できるようになりました。使い方を統一しているので、Centric以外で仕様に変更を加えることはできません。工場とのコミュニケーションも確実に改善して、業務をよりスピーディに進められるようになりました。自宅でリモートワークすることもありますし、子供が病気でも働かなければならないケースもありますが、そのような時にもログインすることができます。Centric PLMのおかげで、どこにいてもノートパソコンからデータにアクセスできるようになりました」と話します。
Salem氏はCentric Softwareとのパートナーシップに信頼を置いています。「Centricチームのサポートがある限り、より大きな成功を収められると考えています。特に最初の頃に問題が発生した際には、Centricがすぐに新しいグループのトレーニングをやり直し、的確なアドバイスをくれました」
Salem氏は「Centricの営業担当者とは、とてもいい関係を築いています。とても話しやすい人で、忙しい時でも1~2分で連絡がきます。そして、サポートチームも非常に迅速に対応してくれます」と話します。そしてCentricについては「ソフトウェアもすばらしく、人はもっとすばらしい。当社にとっては、それが本当に重要なことです」と締めくくります。